臼杵について

 臼杵市(うすきし)は、大分県の東海岸に位置する市。醤油の製造や、国宝である臼杵磨崖仏(通称・臼杵石仏)があります。
古くからの史跡・城下町が多く残った風光明媚な町です。
市の中心部には臼杵川が流れ、他にも湧水や温泉が湧くなど、豊富な水に恵まれています。魚介類も美味しく、「臼杵ふぐ」が大変有名です。
是非一度、臼杵へ遊びにきてください。

野上弥生子と小手川酒造の関係

 野上弥生子(のがみやえこ)は明治18年、当社三代目であった、小手川角三郎とマサの長女として臼杵市に生まれました。本名はヤエといいます。15歳で単身上京したのち、同郷の野上豊一郎と結婚。夏目漱石の指導を受けて小説を書き始めました。以後、99歳で逝去するまで現役作家として、「海神丸」「真知子」「迷路」など多数の作品を発表しました。
昭和39年に「秀吉と利休」で、女流文学賞を受賞、昭和46年には文化勲章を受章しました。
現在、弥生子の生家は「野上弥生子文学記念館」となり、遺品など約200点を展示しています。

野上弥生子逸話 野上弥生子文学記念館

臼杵城の歴史

臼杵城(うすきじょう)は、大分県臼杵市にある中世から近世にかけての平山城跡(海城跡)。戦国時代、大友宗麟により築かれ、江戸時代には臼杵藩の藩庁が置かれた。
大友氏改易後、石田三成の妹婿である福原氏、太田氏を経て、関が原の役後は、慶長5年(1600年)に郡上八幡より5万石で稲葉貞通が入封した。以降、明治維新まで、稲葉氏15代の居城となった。
県下では唯一、城跡全体が県史跡に指定されている臼杵城。春には桜の名所として約1ヵ月間桜まつりが行われ、市民に親しまれています。

桜の名所「臼杵城」は、かつて海に囲まれた海城だった